『塔』2月号掲載歌

本堂の扉(と)はわがために開かれて砂曼荼羅の五色が燃ゆる

ごゆっくり、とひとり残され観音のおわす浄土へにじり寄りいる

御苑には肉球見せて眠るねこ京の空気はやわらかくあり

プリペイドカードを買いて丸太町駅の改札スルッと抜ける

一歩二歩下がりて銀杏のてっぺんに三日月のくる位置を決めたり


(三井修氏選)


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2008年10月京都御苑にて。
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by mizuki_nim | 2009-02-16 21:33 |