『塔』8月号掲載歌

玄関の天井ゆ水落つるなりドリフターズのコントのごとく

教科書辞書平積みされて昼休みの生協書籍部混雑しおり

学術書何冊も持つ青年に挟まれわれは文庫を一冊

二千円札で払うにおっという口の形をするレジの人

新緑のさやげる中を戻りきて『ひとがた流し』ロッカーに置く

一面に載りたる小沢一郎はいつも唇噛んでいるなり


(吉川宏志氏選)
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by mizuki_nim | 2009-08-21 22:31 |