3月8日のお歌
013:焦 焦糖(カラメル)を厚さ二倍に敷きつめたプリンをいつかプッチンしたい(謎彦)
したいしたいしたい!プリン好きでカラメル好きの心を捉えてしまった一首。
019:アラビア 日に晒せばハラリめくれる古文書にアラビア文字のごとき虫食い(望月暢孝)
曝書ですね。確かにあの虫食い跡はアラビア文字のようです。
032:乾電池 直列の乾電池なら燃える恋並列ならば茶が入ったぞ(岩井聡)
じゃあ、わたしのは繋ぎ方が悪いのかしらん?
046:泥 蓮華座に 坐(いま)す仏の 法(のり)思(も)えば 慈悲の心も 泥に咲く花(那賀神 哲)
蓮華の花の上の仏様が浮かんできます。素敵な歌ですねぇ。
093:ナイフ 近頃はナイフ使えぬ子ばかりと聞けば懐かし彼(か)の肥後守(ひごのかみ)(西中眞二郎)
この歌を読んで、昔、父が肥後守で鉛筆を削ってくれていたのを思い出しました。
by mizuki_nim | 2005-03-22 21:54 | 題詠マラソン気になる短歌