3月12日のお歌

009:眠 綺麗だね花に囲まれ眠る君 口づけしたって目覚めないのに(桶田 沙美)
      どきり、としました。桶田さまのブログで「この歌は二通りに解釈できる」とありまし
      たが、最初「二通り?」と首を傾げました。少し考えてわかりました。どちらにしても
      切なくて哀しい。


013:焦 焦げた月 助けあうのがあたりまえ 殺しあうのとおなじくらいに(土岐友浩 )
       こちらもどきりとしました。殺しあうのもあたりまえ。確かにそんな世の中です。

015:友 絶対に認めないから友情が愛より劣るなんてタワゴト(逢森凪)
       まったくその通りです。わたしも認めませんから。友情と愛は別個のもので比べ
       られるものではないはず。だから「タワゴト」なんですよね。


019:アラビア アラビアの砂はそらから贈られた人が決して渇かぬように(秋中弥典)
        砂漠(=アラビアの砂)とは乾いているものと思っていたので、はっとしました。
        そして、そらの優しさを感じました。


052:螺旋 人の世は上昇をする螺旋なり足下に同じ過ちがある(黒田康之)
        人が繰り返し同じ過ちをおかす理由ですね。上ばかり見て足下を見ないので
        す。

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by mizuki_nim | 2005-03-25 22:04 | 題詠マラソン気になる短歌