031:盗

救援者は倒れてはならない。己を生かし続ける水や食料はこっそりと確保しておかねばならない。

乞う人に与へるもののなき夜は目を盗み飲み食むいのち ああ



犬養道子氏の言葉です。
自分のリュックにある水さえも出してしまいたくなる。けれど、理性がそれを止める。一本のペットボトルの水ではどうしようもない。できるのは、冷たくなっていく手を握ってあげることだけと。
もうずいぶん昔のことになりますが、間近で氏を拝見する機会がありました。とても小柄な方だったので、驚いたことを覚えています。
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by mizuki_nim | 2005-03-27 22:40 | 題詠2005