『塔』1月号掲載歌

青年の革靴泥に汚れおりわれもこうしてひとに見られる

クリニックの待合室にだらしなく栞の垂るる本積まれおり

ひとり来てホットサンドをレジ横に待ちつつ海が見たいと思う

花びらの裏見せている秋桜(コスモス)は風に吹かれているのが似合う

的を射る音の聞こえてゆっくりと弓道場のわきを過ぎたり


(池本一郎氏選)
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by mizuki_nim | 2010-01-31 16:26 |