3月23日のお歌

012:メガホン あかつきのまだ無防備なしづけさの核に向けメガホンを構へる(荻原裕幸)
      夜が明けてしまえば「しづけさの核」は喧騒を纏っていくのでしょう。

019:アラビア アラビアの砂になりたい踏まれても倦まず雨には諸手をあげる(田丸まひる)
      宮沢賢治の「雨ニモマケズ」を思い出してしまいました。

021:うたた寝 うたた寝をしている!誰にもなつかない黒ネコみたいな君がとなりで(古内よう子)
      吃驚!と嬉しい!

028:母 海神と母アザラシにえらばれてゆりかごとなる流氷がある(斉藤そよ)
      大切な大切な赤ちゃんですから、ゆりかごは慎重にえらばないと。
      海神のお墨付きなら安心ですね。


089:巻 「こんにちは」の末尾の文字の「わ」と打たれそろそろ辞書に別巻が要る(足立尚彦)
      「こんにちわ」と書いてくる人が増えましたから。
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by mizuki_nim | 2005-04-04 20:27 | 題詠マラソン気になる短歌