『塔』4月号掲載歌

おじいさんが両足ひろげ一駅を立ちて車窓の広告見入る

夏、京都からの帰りに見しひかりあれは熱海の花火でありぬ

楽しかる時間とおなじはかなさに花火は夜に溶けてゆきたり

はかないから美しいのだ。はかなきを美しきものとして記憶は

これほどに見られしことはありますまい電車の窓に貼らるる花火



(栗木京子氏選)
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by mizuki_nim | 2010-04-30 22:06 |