沈黙

悲鳴なら聞こえていたのでも何もできない気がして耳をふさいだ

言の葉を茂らせて立つ樹を見上げわたしは探す探しているの

無力なのは言葉ではなくわたしだと知っているから黙ってしまう





このところ友人が辛い思いを抱え込んで身動きが取れなくなっているようだった。
それに、気づいていた。
何か言おうと思ったのだけれど、うまく言葉にならなかった。
どうして、わたしは気の聞いた台詞一つ言えないんだろう。
気が付いたら時間が経ってしまっていて、「もう今更」な状況。
黙っていては何も伝わらないことはわかっている。でもうまく伝える自信がなくて、黙ってしまう。

何も言えなかったわたしを詠みました。
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by mizuki_nim | 2005-04-10 22:09 | 徒然に詠める