3月28日のお歌

023:陸 従順は苦手だ <陸>といるときはうさぎのふりをしないでも済む(五十嵐きよみ)
     学校では成績上位で先生の受けも良くて友達も多い。でも、本当は・・・。
     気を許せるのは<陸>といるときだけ。そんな女の子を想像してしまいました。


054:靴下 結局は靴下ばかり見てました。想いばかりが積もってました。(岩波ラスミチ)
     何にも言えなくてずっと俯いていたんですね。切ないなぁ。

066:消 汝が言葉消化できずに荒川の流れをただに見つめておりぬ(林義子)
      こういうこと、あります。荒川の見える家の中でなのか、川岸で言われたのかは
      わかりませんが、呆然と川を見つめる以外に何もできない。


078:携帯 発信をゆるさぬベルに縛られて携帯されぬアスタ・マニャーナ(鈴木貴彰)
      自分から連絡することも、明日会える確約もない。それでも、電話を見つめ待って
      いるのでしょう。アスタ・マニャーナという響きが明るいだけに切なさが増します。


095:翼 今僕に翼はないが地を伝う魔物になっておまえと走る(黒田康之)
      飛べないのなら走ればいい。異形のものになっても傍らにいてくれる心強さ。
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by mizuki_nim | 2005-04-11 22:00 | 題詠マラソン気になる短歌