さくらさくら(改作)

さくら企画の歌についてコメントをいただきましたので、改作してみました。
斜文字が元の歌で太文字が改作したものです。
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顔を上げこちらをご覧と花びらがひらりひとひら我が前に落つ

那賀神さんからのコメント:ちょっと結句が重いような気がします。
まこさんからのコメント:ただ「顔を上げ」「こちらをご覧」といきなり「を」がだぶるので、もったいないです。後半に感じる重さは「我」にあるのでは。「我が」って、つい使いたくなるけど、母音が「ア行」「ア行」でしょ。けっこう強い言葉なんだよね。だから歌を固くしちゃうの。

顔あげてこちらをご覧と花びらがひらりひとひら目の前に落つ

「我が」をとりました。確かに、「我が」ってつい使いたくなってしまいます。

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夕暮れる濠にたゆとう仄白き流水文を電車から見き

まこさんからのコメント:ストンと読めすぎてしまうから、結句を「見き 電車から」のように倒置したらいいのではと思いました。

夕暮れる濠にたゆとう仄白き流水文を見き 電車より

これは、まこさんの言うとおりにしかならなかったのでした。「電車から」を「電車より」にしただけ。

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この春もわたしの上に降りかかるあたたかい雪 さよならまたね

まこさんからのコメント:助詞のだぶりはできたらない方が短歌がきれいです。
「の」とか「も」とかをわざと重ねるって手法もあるけど、「て」「に」「を」「は」は、できたらだぶらない方がいい。そうやって詠むと、最後の
>この春もわたしの上に降りかかるあたたかい雪 さよならまたね
この歌の「わたし」がとっても生きてくると思います。

待ちわびたわたしの上に降りかかるあたたかい雪 さよならまたね

初句「人を待つ」とも思いましたが、「待ちわびた」にしてみました。どうだろう。
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by mizuki_nim | 2005-04-26 21:17 | 徒然に詠める