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塔4月号掲載歌

正月のごちそう皿にとりわけて父に供える丸き背の母

われの師の新春詠を「さみしい」と新聞たたみ母が言いおり

ただ一度昏き器を訪れき河野裕子をまだ知らぬ頃

「お母さん、琵琶湖は海だ」遠足を終え七歳のわれが告げたり

さざ波のひかりがあまた広がれるわれの記憶の中の淡海

通勤に近江屋のうら通り過ぐわれに親しき<近江>という語

しゅんしゅんと草の伸びいる道野辺にタカサブロウはいるのだろうか


(花山多佳子氏選)


10歳まで大阪に住んでいた。
小学校1年か2年の時の遠足で琵琶湖&お城(たぶん彦根城)に行った。
お城に関しては、まだひこにゃんはいなくて、天守閣へのぼる階段の1段の高さに驚いたことしか覚えていない。
琵琶湖は、向こう岸が見えなくて、海みたいに波があって、「これは海だろう」と思った。
湖って池のちょっとおおきいやつだと思っていたので、衝撃だった。
長いこと湖畔に突っ立っていた、気がするが、集団行動だったはずなので、記憶違いかもしれない。
近江に行ったのはだたそれっきりだ。
今年のお正月にテレビを見ていたら、琵琶湖が映った。
子供のころの記憶がよみがえった。

琵琶湖を見に行きたい。

by mizuki_nim | 2011-05-08 14:55 |