塔6月号掲載歌

ポケットにチョコを多めに入れてゆくわれにもきっとある帰巣性

帰らむと歩道に人があふれいて知らない人と話したりする

人混みのなかで大きく息をつく永代橋が見えてきたとき

大川の匂い吸いこみ夜に立つスカイツリーの灯りうつくし

何事もなかったように土曜日の朝ゴミを出す階段下りて

地震なのかわれだけ揺れているのかがもうわからない 指が冷たい

スーパーに行けば揚げたてコロッケやかぼちゃの煮物がならんでおりぬ


(三井修氏選)
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by mizuki_nim | 2011-07-03 13:22 |