塔7月号掲載歌

風上に向かえば顔に白蓮の花びら当たる叱咤のごとく

いわき市の友に宛てたるメール便三週間をかけて届きぬ

添え状にどんな言葉を書いたろう脳天気なる9日のわれ

まひるまの青空あわくなるころに坂道くだる桜めがけて

上を向く理由がほしい遠まわりして花咲ける並木道ゆく

でも下を向いても春は花韮の群れなす星がわれを待ちいる

「ウソだった」と歌う人いて神話とは事実と違うこと語るもの


(花山多佳子氏選)
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by mizuki_nim | 2011-08-07 20:51 |