川のほとり

北浜と名前残りているからにかつてここには海のありけむ

道修町とう標識のあるを見る 高安国世の生まれし辺り

ゆくりなく川の匂いす炎天を中之島へと橋わたるとき

大阪の空は(意外に)広いねと陽介くんが馬の眼で言う

さようならまたねまたね 夏ふかき川のほとりに日てり雨ふる

まだ声がよみがえるゆえコスモスの群れ咲く場所で会えるかと思う


(『塔』12月号  山下洋氏選)
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by mizuki_nim | 2013-01-13 20:56 |