004 田子の浦に

004: 山部赤人(やまべのあかひと)
田子の浦に うち出でて見れば 白妙の 富士の高嶺に 雪は降りつつ
たごのうらに うちいでてみれば しろたえの ふじのたかねに ゆきはふりつつ
田子の浦に出て見れば富士山に白い雪が降っていますね。

田子の浦・・・静岡県富士市南部の海岸。古くは富士川河口以西をさした。富士山眺望の名所や白砂青松(はくしやせいしよう)の地として知られる。

「うち出でて見れば」の「うち」は、接頭語で特に意味はなし。

*作者について
奈良時代の歌人。柿本人麿と共に歌聖といわれています。

昔も今も「富士は日本一の山」なんだよねぇ。
万葉集では
田子の浦ゆうち出でて見れば 真白にぞ 富士(不尽)の高嶺に 雪は降りける
となっています。わたしはこちら方が好きです。「ゆ」というのは「~から」という意。
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本歌取りのキーワード:富士の高嶺、雪
<ひかり>から富士の高嶺の白雪をしみじみと見る異国の人と
いつだったか京都へ行く新幹線・ひかり号の中で、前方に座っていた外国からの旅行者のグループが車窓から見えた富士山をじーっと黙って見つめていました。一緒に眺めながら、なんだか嬉しくなったのでした。

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by mizuki_nim | 2005-07-30 17:02 | 本歌取り