011 わたの原

011: 参議篁=小野篁(さんぎたかむら = おののたかむら)
わたの原 八十島かけて 漕ぎ出でぬと 人には告げよ 海人のつり舟
わたのはら やそしまかけて こぎいでぬと ひとにはつげよ あまのつりぶね
大海原をいくつもの島を目指して舟を漕いで行ったと人に伝えて下さい、漁師の舟よ。

わたの原・・・「わた」は海の古称。
八十島・・・八十は、数の多いこと。たくさんの島
かけて・・・目指して。
海人・・・漁師。
 
*作者について
平安時代の学者・歌人。小野妹子の子孫。
冥府の役人だったという伝説があります。

遣唐使を拒否して隠岐に流される時に京に残った人たちに宛てて詠んだ歌です。

本歌取りのキーワード:海、船、島、海人
抜き手切り時間の海を泳いでゆく遠くに見える灯りが君か
八十島をわたり舟漕ぐ海人(うみんちゅ)よニライカナイはいずこにかある


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by mizuki_nim | 2005-08-09 22:10 | 本歌取り