秋のかおり

帰り道、とある一角にさしかかるといい香りが漂ってきた。
もうそんな季節なのか、としみじみする。金木犀の香りだ。
その一角にはあまり明かりがないので、きちんと花を見ることができないのが残念。

子供のころ住んでいた団地の敷地に金木犀があって秋にはいつも花を咲かせいい香りを漂わせていた。
ままごとで架空の居間に、毟ってきた可愛らしいオレンジの花を撒いて、花の絨毯を敷いた。
こげ茶色の土の上に撒かれたオレンジの花の色は、今も記憶の中で鮮やかだ。
もう○十年も前のことなのに、金木犀の香りをかいだり、花を見ると、思い出す。

金木犀の香りを胸いっぱいに吸い込みながら歩いていくと、今度は別の秋の香りが漂ってくる。
今度はいっぱい吸い込みたくない。食べるとおいしいんだけれど。
そう、銀杏。
あのきょーれつな匂いはなんとかならないものかねぇ。
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by mizuki_nim | 2005-10-06 21:45 | 徒然につづる