冬ざれ

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黙々と人と車が白き息はきて進めり冬晴れの朝
降雪の予報聞きゐし大寒に甘き苺を二つ三つ食む
どのやうなネイルカラーもあかぎれの指に合はぬと思ふ真夜中
雪かきのなされぬ路にかたまりし氷の上をそつと歩きぬ
幾度目の冬であらうか『春の雪』返せぬままに次の世を待つ

*大寒=だいかん・・・二十四節季のひとつ。一年中でもっとも寒さの厳しい頃
*『春の雪』・・・三島由紀夫の小説)


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いくつかの冬の風景。












黙々と人と車が白い息はきだし進む冬晴れの朝
大寒に雪の予報を聞きながら大きな苺ほおばっている
あかぎれの指にはどんなマニキュアも似合わないよな気がする夜更け
雪かきのされない路にかちかちの氷が残りこわごわ歩く
『春の雪』返せないまま何度目の冬なのだろう 次の世を待つ


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撮影:瑞紀 PENTAXOptioS5Z
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by mizuki_nim | 2006-01-29 14:55 | 徒然に詠める