いろいろな色

なぜ人は急ぐのかしら咲き出した白木蓮に気づきもせずに
この春の限定色という紅で眠りこけてたときめき起こす *紅=べに
車窓から見る暖色の窓の灯はしあわせの数だけあるのだろう
着信の青い点滅手の中に駆け出している横断歩道
駆けてゆく夢のしっぽをつかむとき指の先から七色になる
「かっこいい!」幼子が目を輝かすはらぺこあおむし蝶となるとき
「さみしくはないか」と問えば「別に」とう声色のなきメール淋しも
我が黒く塗りつぶしたる画用紙にあなたは白き花弁を降らす
とりどりの花があふるる彼岸会に父の墓前はモノクロならむ
吾妻橋の赤き欄干から恋を水葬のごと流しきにけり

笹短歌ドットコムに投稿しました。お題は「色 color」
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by mizuki_nim | 2007-04-21 13:13 | 投稿短歌