『塔』1月号掲載歌

すいと傘傾げてくれし青年と恋に落ちたし秋雨の朝

こつこつと指で鎖骨をたたくとき胸の泉にさざなみの立つ

濃紺のスーツに仕舞いし翼よりひとひらこぼれ落ちたる羽毛

それらしくネクタイしめて近頃の天使は(どこへ)出勤をする

4番出口より青空をのぞみつつ天使の行方について思えり


(花山多佳子氏選)
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by mizuki_nim | 2008-01-26 17:12 |