『塔』5月号掲載歌

よく笑う夢でありしよこの一日やわらかき心とどめておかむ
ルビ 一日=ひとひ

西ノ森から乗車する青年を<背高さん>とこっそり名づく

少し身を屈むるひとの視線追い優美に歩むボルゾイを見つ

ランドセルとブザーの紐を揺らしつつ八幡橋を風が駆け抜く

ゲーム機のボタン連打し歩きゆく塾のバックを背負う男の子

図書館の入館ゲートに拒まれて挙動不審な人物となる


(黒住嘉輝氏選)
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by mizuki_nim | 2008-05-14 21:53 |