カテゴリ:徒然に詠める( 85 )

たとえば空で

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もみの木につけたいくらいきらめいた星を見つけた あれはあなたか

苦痛から解き放たれて今ごろはおだやかだろう笑ってるよね

死にたいと思ってしまう日はいつも生きられなかった人を想おう

サヨナラは言わないでおくいつかまた逢うことになる たとえば空で




金曜日、友人の訃報を聞く。
闘病中なのは知っていた。でも、彼女自身の希望で、お見舞いも電話もしなかった。
葬儀も家族だけですでに済ませてしまったとのこと。

いつかそちらへ行ったら、「黙って行くなんてひどいじゃないか」と文句を言うつもり。
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by mizuki_nim | 2005-12-18 22:35 | 徒然に詠める

月の砂漠

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<訂正・推敲中>
風紋を描きつづける砂のごといづこから来ていづこへ行くや

風紋を描きつづくる砂のごといづこから来ていづこへ行くや

ほのあをき月の光にみちびかれ道なきみちをふたり進みぬ

ことばなき鞍の間に聞こゆるはいのちの水の揺るる音のみ

言葉なき鞍のあひだに聞こゆるはいのちの水の揺るる音のみ
言葉なき鞍のあはひに聞こゆるはいのちの水の揺るる音のみ

絶へ間なく流るる砂に足跡がしづかに消ゆる戻れはせぬと

絶え間なく流るる砂に音もなく消ゆる足跡 戻れはせぬと 

かげろふのゆらめく熱もしづまりて月下に砂と時はこぼるる

なきがらを砂にうづめて百年ののちにはしろき粒子とならむ

なきがらを砂にうづめよ百年ののちにはしろき粒子とならむ
なきがらは砂にうづもれ百年ののちにましろき粒子とならむ

いつまでも共にあらむと傍らにあかく咲きたる砂漠の薔薇

(推敲中)

*砂漠の薔薇・・・砂漠にあった水が干上がり水に溶け込んでいた石膏、重晶石、天青石などの成分が結晶したもので薔薇の形になることから「砂漠の薔薇(デザート・ローズ)」と呼ばれる。


月の砂漠という童謡(?)がありますね。詩もメロディーもきれいで好きです。千葉の御宿にモニュメントがあるらしいですが、見たことはありません。
ところで、この歌の二人はどういう関係なんでしょうか。駆け落ちのようなそうでないような。うーん、恋に落ちたが実は兄妹だった!とか、兄妹として育ったが実は血のつながりはなかった!とか(←完全に何かの見すぎじゃ)。

写真はサハラ砂漠の砂です(数年前にお土産でいただきました。さらさらです)。
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by mizuki_nim | 2005-12-09 22:41 | 徒然に詠める

歌姫オフin新宿

わくわくと階段のぼる足音は軽やかでしたドキドキでした
雨女・雪女・晴女など集う新宿今日は小春日
クリスマスイルミネーション背景に立つ ほほえみは光のようだ
流れ星を見つけられない街だから「時間よとまれ」と願えなかった
霜月の夜気にひいやり冷えた指を包んでくれた手の暖かさ


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先日、短歌をはじめてお知り合いになった方々と実際に会うことが出来ました。
初めて会ったとは思えないくらいにすんなりと輪に入ることができてびっくり(ものすごーく人見知りなのです)。あっという間の一日でした。
あんまりにも楽しくて濃密な時間だったので、その後抜殻状態でした(笑。
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by mizuki_nim | 2005-11-27 22:23 | 徒然に詠める

上を向いて

俯いてのぼった歩道橋の上ためいきひとつ 月が見ていた


気がつくと俯いて歩いていた。
自分のつま先を見ながら歩道橋をのぼった。
のぼりきったところで、ババくさいけど、大きく息をついた。
ふと視線を上げると、夜空の月と視線が合った。
・・・・・・上を向いて歩こう。
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by mizuki_nim | 2005-11-18 22:10 | 徒然に詠める

アニ短・コミ短

アニメ短歌・コミック短歌の略(なぜ略す?)・・・・・・ホントは「もえたん」って言いたい。
makoさんのところで読んで(詠んで)いたら、妄想が暴走してしまいました。
どういうわけか「恋の歌」より詠めちゃうんだなぁ・・・・・・(←ヲタってことか)。
前にもちょこちょこ詠んでいましたが、これからも新旧とりまぜて(?)詠んでいこうかと思っています。

しなやかに地を駆けてゆく黒豹は己が姿を自在に変えて (バビル二世)
♪ロデム変身、地を駆けろ♪・・・・・・年齢がわかっちゃいますねぇ。ロデム好きだったの。

血の色に白の髑髏をそめぬいた旗を宇宙にひるがえしゆく (エメラルダス)
「いちご摘み」でハーロックが出たので、エメラルダスも出さなくちゃ!と。憧れの女性です~。

親友を演じ終わった青年はひとり呟く「坊やだからさ」 (ガンダム)
名台詞。

喫茶店の美人姉妹は猫の目を隠しておりぬ 泪・瞳・愛 (キャッツ・アイ)
中学の時、隣の席の男子に借りて読みました。泪姉さんが色っぽくて好きでした。

ルーベンスの絵をまなうらに少年は天使に抱かれ神の御許へ (フランダースの犬)
最終回、泣きました。

猫バスの回数券を下さいな。どんぐりいくつ必要ですか (トトロ)
一度は乗ってみたい猫バスとトトロのお腹。

ララァ・スンの額の点よりビームなど出たりせぬのか心配なシャア (ガンダム)
・・・・・・・・・・・・。(遁走!)
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by mizuki_nim | 2005-11-13 22:30 | 徒然に詠める

色気より食い気

じゃがバターほおばっていた札幌は少し寒くて色気より食い気(北海道)
ほかほかの紙袋からチラリズム魅惑の尻尾 根津の鯛焼き(東京)
もんじゃよりお好み焼きが好きなのは大阪生まれの女だからよ(大阪)
公園で美希ちゃんと食む角煮まんなんかシアワセ長崎の秋(九州)


大阪で生まれたせいなのか(違)「色気より食い気」な女です。
旅先で美味しいものが食べられると、そこの印象はとてもよくなりますね。
札幌も長崎も美味しかったなぁ。
*いろいろ題詠『いい日旅立ち』(北海道・東京・大阪・九州の地名を詠み込んだ歌)

番外編
漆原教授とチョビを探したく北大の中きょろきょろ歩く(北海道)
北大は地名じゃないって・・・・・・。それに、漆原教授がいたらコワイって(笑)。
おわかりかとは思いますが、元ネタは『動物のお医者さん』です。

ちちははが箕面の滝でお猿から預かってきた子だったらしい(大阪)
よく「橋の下で拾ってきた」と言います(今でも言うのかしらん?)が、わたしは「箕面の滝で拾った」とか「箕面の猿山のお猿から預かってきた」とか言われてました。箕面は大阪の高級住宅地の代名詞(?)ですが、「箕面の滝」と「箕面のお猿」でも有名(なのか?)らしいです。
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by mizuki_nim | 2005-11-04 20:35 | 徒然に詠める

ただいま

玄関を照らす明かりはこうこうと 闇から君が帰ってきます(視覚)
夜10時団地の階段あがる音「お父さんだ」と子の目がぱちり(聴覚)
大好きな手で頬っぺたをぎゅぎゅぎゅっと挟んでもらうために起きる子(触覚)
ただいまと小さく言った君の鼻ひくひく動く「今日はシチューか!」(嗅覚)
にんじんもちゃんと食べろと子には言う君のシチューににんじんはなく(味覚)



注:これはフィクションです(笑
「君」にするか「夫(つま)」にするか迷った。うーん。
「子」も「吾子」にしようか迷った。うーん。
寒くなってきたからシチューにしたけど、夏だったらカレーだったかな。
わたしはにんじん嫌いじゃないですよん。シチューにもカレーにもじゃんじゃん入れます。
*『視覚・聴覚・触覚・嗅覚・味覚に訴える歌』
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by mizuki_nim | 2005-10-25 20:56 | 徒然に詠める

糸杉と星の道

黒炎のごとき糸杉見上ぐれば己がこころに星宿るらむ (紀)

せっかくなので自分の名前の漢字にチャレンジ。
糸+己=紀 です。

イメージは、ゴッホの「糸杉と星の道」です。
*『漢字分解短歌』


理桜さんからの返歌
糸杉の伸びゆく先にとどまりし蒼きシリウス 道を照らせり
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by mizuki_nim | 2005-10-23 23:16 | 徒然に詠める

ひだまりの詩

まなうらに春の光をこの胸に陽のあたたかさ覚えつついる
日輪の柔き欠片がしゃらしゃらと寝返り打ったわたくしの背に
「もし」なんて言い始めたらきりがなく今では何も届けられない
笑顔だけ憶えておいてくれますか最後のフォトに残ったような
青空に両の腕(かいな)を差し伸べて思う あなたはひだまりだった


*『ひだまりの詩』
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by mizuki_nim | 2005-10-23 21:41 | 徒然に詠める

リアリスト

「不信前世和未確認飛行物体」君是現実主義者
(「前世とかUFOなんて信じない」そうねあなたは現実主義者)


わたしは信じますけどね、前世とかUFOとか。
正しい中国語(文)ではありません(念のため)。
*『漢字だけの短歌』
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by mizuki_nim | 2005-10-22 18:14 | 徒然に詠める