カテゴリ:徒然に詠める( 85 )

懐かしき光景

ゆふまぐれ「だるまさんがころんだ」とこゑがひびきてときをとどめむ

せっかくなので、旧かなに挑戦。
夕暮れ時に見た光景です。「だるまさんがころんだ」という声に思わず足を止めました。
まだ、こんな遊びしている子供もいるんですねぇ。懐かしいなぁ。
*『ひらがなだけの短歌』
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by mizuki_nim | 2005-10-21 23:11 | 徒然に詠める

ひとりの時間

c0053571_1916252.jpg秋雨の静かな午後に香りふわレディグレイの青き缶より

レディグレイは紅茶の種類です。トワイニングだと青い缶に入っています。
休日の午後、ひとりでゆっくり紅茶を飲むのが好きです。
*『動詞を使わない短歌』
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by mizuki_nim | 2005-10-21 23:09 | 徒然に詠める

泣かない女

泣くために見る読む話歌う歌言う書く言葉 涙流れよ

TVドラマを見たり、本を読んだりして、よく泣きます。
さすがに映画館(人前)では泣かないけど。
*『動詞だけの短歌』
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by mizuki_nim | 2005-10-21 23:08 | 徒然に詠める

霧の海に沈む飛行機 君のこと考えていた5番ゲートで

雲の中突っ切っていく紅の豚になれそうアクセルを踏む

2首目、お題が入っていなくてもイメージできればOKとのことで「霧」は使いませんでした。
↓の歌とどちらか迷ったんだけれど。
雲の中飛んでくポルコになれるかも白のカローラだけど アクセル
『紅の豚』好きなんです。
あ、濃霧の中、車を運転する時は充分気をつけましょう(^^ゞ
*題『霧』
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by mizuki_nim | 2005-10-21 23:06 | 徒然に詠める

金木犀

夕暮れに金木犀に抱かれて花の香纏うため息までも

あまやかな香りに君が振り向くか月の女神と賭けをしてみた

その時はできれば花を一掴み入れてください柩の中に
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by mizuki_nim | 2005-10-10 23:34 | 徒然に詠める

何度でも

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何度でも虹を見つけに 何度でも泣いた後には笑えるように
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by mizuki_nim | 2005-10-01 21:42 | 徒然に詠める

満九年

ずいぶんと長い留守ですそんなにも住みよいですか お空の上は


今日は父の命日。
もうそんなに経っちゃったかぁ。
月日の流れの速さに驚く。
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by mizuki_nim | 2005-09-16 22:13 | 徒然に詠める

8.15

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戦争を語らぬままに祖父は逝き伯父も語らぬシベリア抑留

梵鐘は出征中のまますでに六十年が過ぎ行きにけり  -長崎・興福寺-

ガージャイという蔑称をわれ知らず陰で吐き捨てられていたかも  -香港-

終戦は即ち敗戦と習えども即ち解放とは教わらず

雷(いかずち)よ青き刃を光らせて世の争いの源を断て
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by mizuki_nim | 2005-08-14 22:04 | 徒然に詠める

NAGASAKI

唐寺(とうでら)の本殿を圧(お)す爆風に千切れた白き花 百日紅(さるすべり)
興福寺(唐寺とも呼ばれる)

うつろな目を空へと向ける天使にも人にも等しく降る放射能
大浦天主堂

噴水の飛沫(しぶき)を頬に受けて聞く幻の声 水をください
平和公園 平和の泉

たくましき男性像の下(もと)に満つ水面(みなも)を揺らす幼子の手は
平和公園 平和祈念像

帰京の日核廃絶の署名するたった一行たったそれだけ
平和公園にて


昨年、長崎を訪れる機会があった。
原爆と切り離せない長崎にこころを揺さぶられながらも、詠めずにいた。うまく消化できない、と言い訳をして。
本当は向き合うのが怖かっただけだ。自分のものではないとはいえ、ひどくつらい記録、記憶、事実に向き合うことを避けていた。
そんな時、
沢木理桜さんのberry*berry~恋ヲスル果実夾竹桃と日本人の私という記事を読んだ。
広島の夾竹桃にまつわる話から、ヒロシマを戦争を詠んだ短歌だった。ちょとした会話から広島の夾竹桃の話を知った理桜さんはそれをそのままにせず調べて、歌にした。きちんと向き合う姿勢を持った人だと思った。
その数日後、
みけさんのWEB備忘録 「死んだ女の子」 ナーズィム・ヒクメットという記事を読む。
「死んだ女の子」は、トルコの詩人ナーズィム・ヒクメットの詩に、作曲家外山雄三氏が曲をつけた反戦歌とのこと。原爆の悲惨と戦争に反対する切なる気持ちを、原爆の火に焼かれてしまった女の子に成り代わって歌ったもの、とのこと。
わたしはこの詩(歌)を知らなかった。正直に言うと、このタイミングでなかったらタイトルだけで素通りしただろう。
けれど、長崎、理桜さんの歌、に続いてきた詩。読まなければならない気がして、きちんと読んだ。TVでオンエアされた元ちとせと坂本龍一の演奏も聞いた。
そして、向き合ってみた。今はこれがわたしなりの精一杯。

向き合うきっかけをくれた理桜さん、みけさん、どうもありがとう。

一昨日(8月6日)は広島原爆の日。
明日(8月9日)は長崎原爆の日。
六十年の歳月が過ぎた。
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by mizuki_nim | 2005-08-08 22:48 | 徒然に詠める

かぞえうた

c0053571_21441479.jpg二進法の恋のmakoさん♪おみそしるパーティ♪のほにゃらかさん、わたしらしくあなたらしくのややさん、Popん?TANKAのkamomeさんが、「かぞえうた」をつくってらしたのでわたしもチャレーンジ。
かなり難しかったです。わたしが考えている間にmakoさんは「ルパン三世かぞえうた」、ほにゃらかさんは「エースを狙えかぞえうた」をそれぞれアップ。すごい。すごすぎる。



ひとつとせ 一夜限りに咲く花のかんばせかおる月下美人よ
ふたつとせ 二人で眺める遠花火 ねえ来年は近くで見よう
みっつとせ みつあみ解いた黒髪は緩くうねって僕を捉える
よっつとせ 酔ったあなたの約束は守られないと決まっているの
いつつとせ いつまでも手をつないでいて祭りの人ごみ抜けた後でも
むっつとせ 六(む)つの花降る浴衣着て下駄をからころ響かせる夏
ななつとせ 斜めのご機嫌なおすにはあんず飴では足りないらしい
やっつとせ 八つ当たりして自己嫌悪暑さのせいと言い訳しても
ここのつとせ ココット型にひと夏の恋を溶かしてプリンをつくる
とうとせ 遠ざかる陽にさよならを言うためみたいに月見草咲く

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by mizuki_nim | 2005-07-18 22:11 | 徒然に詠める