カテゴリ:投稿短歌( 52 )

風のひと

帆のようにシャツの背中をふくらますあなたは風の属性を持つ


『短歌』公募短歌館 佐伯裕子氏選 秀逸 2008年8月号
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by mizuki_nim | 2008-07-26 19:24 | 投稿短歌

スイッチ

鬼の面観音の面切り替えるスイッチがあるわれのどこかに

『短歌』公募短歌館 杜澤一郎氏選 佳作 2008年7月号
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by mizuki_nim | 2008-06-29 23:14 | 投稿短歌

さびしむ

バスタブに身をほどきゆく 雨の中より簡単に泣いてしまえる

どれほどに湯につかろうとさびしめば温まらないわたしの真中

ゆるさぬと言いたるわれの醜さを曇りながらも鏡は映す

浴槽に膝を抱えて沈みたり生まれなおせるかもしれぬ今日


笹短歌ドットコムに投稿しました。お題は「湯・風呂・温泉」
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by mizuki_nim | 2008-05-11 21:24 | 投稿短歌

翼だったかもしれない


両腕を胸にたたんで懐かしむ始祖鳥だった過去世のことを

『短歌』公募短歌館 河野裕子氏、米川千嘉子氏選 佳作 2008年5月号

このところ選外が続いていたので、うれしいな♪っと。
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by mizuki_nim | 2008-04-26 19:46 | 投稿短歌

SF

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撮影:瑞紀 PENTAXOptioS5Z

それぞれのかたちで驟雨を楽しみぬスペースコロニー育ちの子らは

天の川に今日も釣り糸垂らしいるわたしにできる待つということ

しし座よりふる流星に貫かれわれの真中に闇はひらかる

転居先不明で戻りし郵便のさみしさ纏うスペースデブリ



笹短歌ドットコムに投稿しました。お題は「SF」
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by mizuki_nim | 2007-12-13 22:50 | 投稿短歌

ときどき、ふたり。

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撮影:瑞紀 PENTAXOptioS5Z

「おひとりさま」という言葉をよく聞きます。ひとりごはん、ひとりたび・・・・・・。ひとりで行動する女性が目立たなくなったように思う。
かくいうわたしも基本はおひとりさま。
気楽でね、いいの。
気に入った場所に何時間もいたり、街をさまよいあるいたり、適当にバスや電車に乗ってみたり、する。この気ままさがたまらなく好き。

でも、ときどき二人の方がよかったなぁと思うことがある。


時々は二人の方がいいことも ほらパエリアは二人前から


『短歌』公募短歌館 佳作 三枝昂之氏選、沖ななも氏選 2007年12月号
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by mizuki_nim | 2007-11-26 20:16 | 投稿短歌

夢を追うひと

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                           撮影:瑞紀 PENTAXOptioS5Z


左から見上げる顔が好きだった夢だけ映す目を持つ人の



『短歌』公募短歌館 三枝昂之氏選 佳作 2007年11月号
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by mizuki_nim | 2007-11-10 13:25 | 投稿短歌

ひさびさに短歌のことなど

ここ、放置気味なんですが、仕事はしているし(当たり前)、短歌も詠んでいます。

今年に入ってから『短歌』という雑誌を定期購読したり、できる範囲で投稿をするようにしてきました。投稿したものは結果が出るまで発表できないのです(応募規定に「未発表のもの」とあるので)。詠む量は前とそれほど変わらないわけなので・・・・・・ブログが停滞してしまうのでした。すみませぬー。

少しずつですが成果が出てきたようです。以下、まとめて成果報告です~。

『短歌』公募短歌館
特選 マイナスを帯びたる我をすてに行く<海01>の都バスに乗りて (三枝昂之氏選/沖ななも氏選で秀逸)
2007年10月号

秀逸 思うほど思われざるや温度差に気づかぬふりで緑陰にいる(伊藤一彦氏選)

佳作 泣きながら歩いていても知らぬ顔していてくれる東京は、いい(蒔田さくら子氏選)
2007年8月号

佳作 きらきらと産毛光らす白蓮は佐保姫からの手紙にあらん(加藤治郎氏選、栗木京子氏選)
2007年6月号

『NHK短歌』
佳作 信州の春は小さな黄色からはじまるという友の筆文字 (辺見じゅん氏選)

佳作 「ランドセル何色にする?」公園にぴかぴかの声響きわたりぬ (川野里子氏選)
2007年8月号

佳作 楽器屋でピアノピースを選びゐる乙女子たちの美(は)しきひかがみ (高野公彦氏選)
2007年7月号
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by mizuki_nim | 2007-09-30 16:03 | 投稿短歌

都市伝説・・・・・・?

四つ辻のウェブカメラに映されし百鬼夜行が世界に流る

人生の道まで迷う我を見るいたずら好きの妖精がおり

この惑星(ほし)のいずこにもいぬ人宛の手紙を運ぶ銀河郵便

路地裏に黄昏ランプ掲げいる星野商舗は異界を隠す



笹短歌ドットコムに投稿しました。お題は「都市伝説」
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by mizuki_nim | 2007-07-02 21:41 | 投稿短歌

春の夜の時計屋が言うさあどうぞ好きな時間をお持ちください
夕暮れがゆっくりと来る春だからたゆたっているブランコの上
『春の雪』返せないまま色褪せてゆく背表紙をときどき撫でる
海からの風おさまりし春の午後とびら開けばみずの匂いす
「降参」のメールに笑みはひろがりて春の勝鬨橋を渡りぬ
制服の肩にひとひら春をつけ子は地下鉄の一駅を乗る
長身を時に反らして<春>を弾くヴァイオリニストの美しき指先 *美しき=はしき
青年の腰で揺れたる鍵束のやわき音聞く春のサロンに


笹短歌ドットコムに投稿しました。お題は「春」
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by mizuki_nim | 2007-05-20 15:09 | 投稿短歌