カテゴリ:題詠マラソン気になる短歌( 119 )

7月(後半)のお歌

100:マラソン 伊波虎英 2005年07月18日 (月) 00時41分
マラソンを先導したる白バイのサイドミラーに雨、ひやくつぶの

062:風邪 林 ゆみ 2005年07月18日 (月) 23時11分
風邪ぐらい寝不足ぐらい生理痛ぐらいじゃ休めぬ年代なのだ

061:じゃがいも 近藤かすみ 2005年07月21日 (木) 00時26分
男爵の選ぶ五月の女王様じゃがいも畑の朝のにぎわひ

043:馬 美里和香慧 2005年07月23日 (土) 22時43分
僕たちは駱駝か騾馬かどっちかな 月の砂漠は歩けるだろうか

030:橋 逢森凪 2005年07月26日 (火) 14時50分
あの橋を渡れば世界が開けると信じていたのただ訳もなく

082:罠 飛鳥川いるか 2005年07月26日 (火) 19時11分
大いなる罠にかかつて荒地野菊咲くこの星に生まれてきました

004:淡 足立尚計 2005年07月27日 (水) 08時44分
水害の村をシーツで覆うごと淡雪積もる中独り佇つ

020:楽 足立尚計 2005年07月27日 (水) 09時31分
楽の音が川上はるか流れ来ぬみくばりの神鎮めんとして

052:螺旋(再投稿) 茶琥チヤ子 2005年07月27日 (水) 13時12分
千年の時間(とき)の螺旋を巡り来て采女の祈り勾玉に満つ

053:髪 水須ゆき子 2005年07月28日 (木) 00時19分
やだここにまだいたんだね雪色の遺髪に残る父の体温

100:マラソン 常盤義昌 2005年07月29日 (金) 11時09分
両膝を折ってマラソンランナーが影絵のごとく地に溶けこむ

060:影 西村玲美 2005年07月29日 (金) 23時32分
葉桜の下歩む吾はほの青き君影草の香を漂はせ

083:キャベツ みあ 2005年07月30日 (土) 22時42分
やわらかな春のキャベツをめくるようわたしの中の頑なを剥ぐ

017:陸 千坂麻緒 2005年07月31日 (日) 22時15分
やわらかい草を選んで食べている陸ガメの背に夕日が落ちる
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by mizuki_nim | 2005-11-13 20:15 | 題詠マラソン気になる短歌

7月(前半)のお歌

073:額 みあ 2005年07月01日 (金) 00時57分
母の手の届かぬ場所に眠る子の額を触れる風でありたい

001:声 文屋 亮 2005年07月01日 (金) 13時59分
されどいままぼろしの兄の声はせず真直ぐな道にただよふ陽炎

095翼 松山宮崎 2005年07月02日 (土) 09時57分
左翼手の前にポトンとボール落ちバックホームが空しい夏

069:花束 上澄眠 2005年07月04日 (月) 23時26分
神様がわたしにくれた花束はひとのかたちをしておりました

039:紫 嶋本ユーキ 2005年07月05日 (火) 19時07分
鳥たちも空も僕らもかなしいまんま雨は紫陽花色に降る

084:林 ジテンふみお 2005年07月09日 (土) 00時01分
防風林熱帯雨林不老林わが頭頂も護れ植林
020:楽 村上きわみ 2005年07月09日 (土) 14時13分
ふかぶかと老いてゆきますひとすじの川を奏でる楽士のように

035:禁 水須ゆき子 2005年07月10日 (日) 02時08分
書庫二階書架零番の隅にある発禁本に積もる星砂

092:届 伊波虎英 2005年07月10日 (日) 15時51分
逆巻けるアラビア文字(もんじ) 翻訳のしらべをもちて届く意志はも

088:食 ジテンふみお 2005年07月10日 (日) 22時50分
ねえとうちゃんプールのあとは食堂でオムライスやろ?プリン付きやろ?

073:額 如月初香 2005年07月14日 (木) 13時49分
ぐっすりと眠るねこに寄りゆきて三角定規で額を測る
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by mizuki_nim | 2005-11-13 19:28 | 題詠マラソン気になる短歌

6月27日-30日のお歌

074:麻酔 もりたともこ 2005年06月27日 (月) 10時44分
幻が消えぬカラダを騙すため色取り取りの麻酔のむ吾

050:変 大隈信勝 2005年06月27日 (月) 12時24分
にんげんの変遷ひとつよぢれたる帯の長うて永うてあした

097:静 津山 類 2005年06月27日 (月) 13時04分
眼底の動脈瘤の写真をば撮りて見せけりわが静か海

033:魚  minto 2005年06月28日 (火) 01時24分
南天に魚族の子らは集ひて鱗が光る眼(まなこ)が光る

085:胸騒ぎ 萱野芙蓉 2005年06月28日 (火) 19時40分
胸騒ぎに揺るがぬ決意したならば女たるもの泣いてはならぬ

096:留守 野良ゆうき 2005年06月30日 (木) 21時53分
留守がちな君のこころに置手紙しているように話しつづけた
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by mizuki_nim | 2005-11-13 18:18 | 題詠マラソン気になる短歌

6月24日-26日のお歌

6/24
024:チョコレート もし溶ける前にごめんと言えるなら掌にあるチョコレート渡す(ケビン・スタイン)
渡せましたか。

039:紫 謎解きを毎回きいてはいるけれど円紫師匠の芸もききたい(やまもとなおこ)
同感です。北村薫さんの「私と円紫師匠シリーズ」、好きです。

063:鬼 君とならまぎれこめそな気がするようひゃひゃひゃひゃひゃひゃ百鬼夜行に(上澄眠)
それでは今夜辺り行きますか。

092:届 題「荷物」。本文「届いた」。 ありがとうが抜けてるでしょうと呟いてみる(前野真左子)
題「追伸」。本文「ありがとう」。

6/25
001:声 歓声の後の静もり処刑されし男の眼に残る青空(遠野津留太)
斬首後転がった男の首は空を見ている。

003:つぼみ サボテンの赤きつぼみを頬張れる少年は見たり黄金の街(遠野津留太)
エルドラドをイメージ。でもアメリカなのかな。

069:花束 うつうつとつぼみのままの憂鬱は花束にして空へ放ろう(みあ)
そっか。そうすればいいんだ。

077:櫛 手櫛する君の黒髪ながければ肩に背中に掌は触れゆけり(常盤義昌)
ああ、だから髪は長いほうがいいんだ。

6/26
026:蜘蛛 指先に蜘蛛一匹を遊ばせて囚われ姫を夢見る深夜(高岡シュウ)
美しい絵を見ているよう。

052:螺旋 灯台の螺旋階段のぼりゆく明け方の夢 海で死にたい(林ゆみ)
螺旋階段と死にたいと思うぐるぐる・・・・・・。天辺まで行ったらちゃんとおりてきて。

075:続 おはなしの続きはぽつり雨だれのゆるいテンポできかせてください(ぴいちゃん)
眠っちゃっても、許してね。
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by mizuki_nim | 2005-10-02 15:19 | 題詠マラソン気になる短歌

6月22日23日のお歌

22日
066:消 父親のおとす一喝子供らの喧嘩の声を一瞬に消す(柳子)
かみなりおやじ健在。父ちゃんの怒った声はこわいもんね。

067:スーツ  刃には刃を向けるわれの我を隠すごと着る真白きスーツ(みあ)
 白い甲冑をつけた女騎士が思い浮かんだ。

23日
011:都 独楽のごといつかたふるる首都ひとつまだみづぎはにまはりをりたり(キタダヒロヒコ)
       危ういものの上で暮らしていながら、それを考えないようにしているんだ。

050:変 壊すのも翔ぶのも自分変わらない日々を選んでいるのも自分(林 ゆみ)
       はい、まったくその通り。ああ、イタイ。
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by mizuki_nim | 2005-07-20 22:26 | 題詠マラソン気になる短歌

6月21日のお歌

066:消 指先は音も笑顔も消し去ってまる結びしたわたしをほどく(みあ)
まる結びなら真剣にならないとほどけない。

080:書 図書館に吉川英治借りに行く棚の前に嗚呼ライバルがいる(松山宮崎)
あははー。早い者勝ちの掟がありますものね。ご予約をオススメします。

082:罠 試されていたと今ころ気づいてるららららりるれ六月の罠(斉藤そよ)
六月中に気づけばいいでしょう。わたしはずーっと気づかなさそう。

099:動 動の花としてひまはり天道に振り向く顔の素直なりけり(M.東矢)
わたしも時々素直に振り向いてみよう。
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by mizuki_nim | 2005-07-08 20:22 | 題詠マラソン気になる短歌

6月20日のお歌

027:液体 7割は液体ですから僕なんて手動の脱水機からペラペラ(市川 周)
ローラーからぺらーーん。その後水につけたら元に戻ります?

034:背中 風よけに君の背中が良いんです 振り向かないでどうぞそのまま(美里和香慧)
しばらくそのままでいてください。

091:暖 シャワーより暖まるんだブランデーよりウオトカよりも君を抱きたい(史之春風)
酒も言葉もストレートで。
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by mizuki_nim | 2005-07-08 20:21 | 題詠マラソン気になる短歌

6月19日のお歌

001:声 ドキドキが聞こえぬ距離でさりげなく 好きだと君に声をかけたい(相沢銕誠)
ドキドキは聞こえた方がいいような気がするな。

041:迷 行く先も知らずただただ迷ひをりそは夢の中のみにあらずや(中瀬真典)
現でわたしも迷ってます。

064:科学 顕微鏡を覗き見ている科学者の閉じた片目の奥のみずうみ(五十嵐きよみ)
湖面は静かですか、波立っていますか。
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by mizuki_nim | 2005-07-08 20:20 | 題詠マラソン気になる短歌

6月18日のお歌

018:教室 電撃の光あふるる教室は ラムちやんをまた怒らせちまつて(長谷川と茂古)
懐かしいー。ラムちゃんと文語の取り合わせがいいなぁ。

034:背中 丸まった背中を伸ばす理由など「空を見るため」それでええやん(久哲)
うん、そやね。伸ばしてみよか。

057:制服 制服を脱がせてくれる男には出会わないまま「蛍の光」(やまもとまき)
・・・同じく出会いがございませんでした。

066:消 つぎつぎに生れては消ゆる言の葉とはぐれぬやうにメモ帳を持つ(中澤あけみ)
しょっちゅうはぐれて困ってます。メモ帳ですね。Φ(..)メモメモ

093:ナイフ 君はそのナイフで今日を切り裂くかそれとも明日を切り拓くのか(野良ゆうき)
できれば、切り拓いて。
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by mizuki_nim | 2005-07-06 21:22 | 題詠マラソン気になる短歌

6月17日のお歌

022:弓 弓をひくちからを胸にたくはへて狙ふは夢にちかづく的を(星川孝)
わたしもまたちからをたくわえないといけません。

033:魚 やみよでは鱗がほしい ひびわれたからだ魚のかげにつつんで(美里和香慧)
ひびわれが、痛いよ。淋しくて哀しい。

069:花束 花束が欲しいと言ったわけじゃないロマンチックが欲しかったんだ(丸井真希)
そうそう、女の子はロマンチックが欲しいのです。ひかわきょうこさんの『それなりにロマンチック』というコミックを思い出しました^^

087:計画 十字架に似た電柱の根をめがけ計画的に来るユダは犬の名(望月暢孝)
すごい名前の犬ですね。「計画」に十字架とユダをもってくるとは・・・。
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by mizuki_nim | 2005-07-04 22:29 | 題詠マラソン気になる短歌