カテゴリ:題詠マラソン気になる短歌( 119 )

6月6日のお歌

009:眠 世界中の羊の群れがやつてきて眠れない夜を散歩してゐた(杉田加代子)

015:友 地下鉄の線路に友の独白がぽろりと落ちる 拾ってよいか(瀧村小奈生)

016:たそがれ たそがれのネットに集う人人人解放される多重人格(中川佳南 )

021:うたた寝 白亜紀に目覚まし時計セットしてメビウスの輪の果てでうたた寝(市川 周)

098:未来 約束のできない恋に囚われてそのとき未来という字は捨てた(落合朱美)
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by mizuki_nim | 2005-06-17 22:57 | 題詠マラソン気になる短歌

6月5日のお歌

041:迷 6月、変な人
      ついてこよとすすむ青猫のあとを追ふ迷はし神の化身としらず(高澤志帆)

048:袖 行き着いた冬の大河に足入れる母の袖引く弟がいて(emi)

082:罠 あまりにもシンプルすぎる罠だから現実だとは気づかなかった(野良ゆうき)

099:動 唇が動くとおりに声を出すことの切なさ君は知るべし(秋中弥典)
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by mizuki_nim | 2005-06-17 22:56 | 題詠マラソン気になる短歌

6月4日のお歌

041:迷 遠吠えは風に紛れし負け犬は泣かず憎まず悔やまず迷ふ(茶琥チヤ子)

062:風邪 学校を風邪で休んだ雪の日に窓辺で踊る妖精を見た(野樹かずみ)

072:インク 宛先のインクがにじむ冗談ですませるはずの絵葉書を出す(秋中弥典)

083:キャベツ こないのかキャベツ一個をどうしようかたいギャザーをみしみしむしる(唐津いづみ)
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by mizuki_nim | 2005-06-15 20:37 | 題詠マラソン気になる短歌

6月3日のお歌

053:髪 気がつけば目で追っている髪型が似ているだけの後ろ姿を(五十嵐きよみ)

062:風邪 のど風邪の塩辛声の少年の歌声低く声変わりの前(史之春風)

071:次元 微笑みて過去の次元を突っ走る痴呆なる姑(はは)を妬み恐れつ(織田香寿子)

089:巻 上巻を閉じた余韻もそこそこに下巻の表紙に誘はれてゐる(青野ことり )

093:ナイフ ついさっきナイフは海に捨ててきたもっと強く生きていくため(落合朱美)
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by mizuki_nim | 2005-06-14 23:07 | 題詠マラソン気になる短歌

6月2日のお歌

031:盗 風に乗るうわさ話を盗みつつ入道雲はふくらんでいく(野口あや子)

040:おとうと 6月のあまおとうとうと夢現ふたりでいるってサミシイですか( 海神いさな。)

081:洗濯 洗濯機の中やっさもっさの白シャツは薄むらさきに染まり隠れる(望月暢孝)

088:食 月食の闇ひとときを音もなくやりすごせたら心を決める(青野ことり)
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by mizuki_nim | 2005-06-11 22:26 | 題詠マラソン気になる短歌

6月1日のお歌

026:蜘蛛 一匹の小さな蜘蛛さえ殺せないカワイイ女じゃなくても いいよ(桜井龍斗)

031:盗 盗もうとしなくていいのあなたなら 欲しいと言えばすぐあげたのに( 椎名時慈)

036:探偵 探偵が何を見つけてくれますか真実(ほんとう)なんて嘘です きっと(海神いさな。)

052:螺旋 いきものの螺旋階段おりていく 肌につたわるあなたの吐息(やまもとまき)
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by mizuki_nim | 2005-06-07 21:44 | 題詠マラソン気になる短歌

5月31日のお歌

027:液体 涙という液体の力存分に発揮する時恋せよ乙女( 花月 香)

028:母 お母さん 抱きしめられたその意味もわからないまま壊れてごめんね(露稀)

061:じゃがいも 面倒な凸凹加減だじゃがいもやニキビの痕を残した君も(丸井真希)

063:鬼 鬼を追うことに夢中になり過ぎて忘れた福は行方知れずに(もりたともこ)
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by mizuki_nim | 2005-06-07 21:43 | 題詠マラソン気になる短歌

5月30日のお歌

025:泳 ぷかぷかと浮いてるだけの背泳ぎはぷかぷか煙草ふかすのに良い(美里和香慧)

045:パズル 毎朝のパズル最後の一片はプチトマトの赤。おかずのまにまに(雪之進)

086:占 花びらに恋の行方を占えば咲けど儚く散るがさだめと(すずめ)

100:マラソン 人生がマラソンよりも長いって本当かなあ めまいがするぜ(あみー)
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by mizuki_nim | 2005-06-06 22:10 | 題詠マラソン気になる短歌

5月29日のお歌

004:淡 春風にみだれて淡き花びらは魚群のごとく泳ぎやまずも(常盤義昌)

033:魚 銀(しろがね)にひかる魚の群れ あれは沈没船を逃げたカトラリ(黒月秋哉)

084:林 林道を抜けて五月の薫風とはねる光に弄ばれる(青野ことり)

091:暖 あをあらし頭上を過ぐれば夏のこゑ聞こへて麻の暖簾を吊るす( 落合朱美)
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by mizuki_nim | 2005-06-06 22:09 | 題詠マラソン気になる短歌

5月28日のお歌

020:楽 塀の上私は爪立て伸びをして楽々生きてるのん気に猫する(夢眠(ムーミン))

048:袖 主役には別になりたくないなんて舞台の袖で強がりを言う(五十嵐きよみ)

050:変 わくわくとしなかったかい?青髪の少女が竜に変身した時(てん)

084:林 ばあちゃんのしわくちゃな手が作りだす忘れられない花林糖の味(落合朱美)
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by mizuki_nim | 2005-06-05 22:25 | 題詠マラソン気になる短歌