カテゴリ:題詠マラソン気になる短歌( 119 )

5月27日のお歌

037:汗 汗ばんだ君のすね毛に迷い込むアリは今ごろ樹海の恐怖(林 ゆみ)

046:泥 泥ハネをあげて走った でも虹の根元は遠く遠くかすんで(里坂季夜)

054:靴下 靴下をはいて私は人になり脱がされてまた女に戻る(上澄眠)

094:進 ああ僕は悲しいくらい間違ってばかりだけれど日々進歩して(あみー)
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by mizuki_nim | 2005-06-05 22:24 | 題詠マラソン気になる短歌

5月26日のお歌

041:迷 からからと軌道を廻る迷ひ星ゆくさき知らぬ我らを乗せて(西村玲美)

043:馬 山の面に“跳ね馬”浮かぶ土曜日は田植機が来る隣の田んぼ(内田かおり)

048:袖 袖を引く勇気も無くて桜坂淡雪降れる春のゆくはて(宵月冴音)

064:科学 世の中は科学でできているのだと笑った君を呪ってみよう(黒河更沙)
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by mizuki_nim | 2005-06-03 22:23 | 題詠マラソン気になる短歌

5月25日のお歌

029:ならずもの <ならずもの国家>といふは自由だがあなたの国に正義はあるか(宮崎 浩)

030:橋 ふたりよりひとりで歩くこと多く雨の心斎橋はきらいや(睡蓮。)

054:靴下 片っぽの靴下みたいにひとりきり馴染みのサンタクロースを待った(植松大雄/SERENO)

063:鬼 小日本鬼子(シャオリーベンクイズ)と誹られ大(ター)よりも小熊猫(シャオシュンマオ)に近ごろキヤツキヤ(伊波虎英)
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by mizuki_nim | 2005-06-02 22:05 | 題詠マラソン気になる短歌

5月24日のお歌

048:袖 袖にした男に着信拒否された どっちが余計に悔しいだろう(やまもとまき)

054:靴下 左右違う靴下履きなおすより長靴下のピッピになりたい(野樹かずみ)

074:麻酔 後足に麻酔ののこる猫抱いて親にせざるを詫びつつもどる(今岡悦子)

087:計画 ご利用が計画的な人ならばこんな所に来たりしません(あみー)
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by mizuki_nim | 2005-06-02 22:03 | 題詠マラソン気になる短歌

5月23日のお歌

023:うさぎ 灰色のうさぎが夏の夜の夢の鼓膜を齧ったあとは知らない(佐原みつる)

033:魚 頻頻と揺れる悪夢の隙間から朝日へ向かえ向かえ魚よ(海神いさな。)

046:泥 堂々と奪って泥棒よばわりをされるいわれはない聖五月(田丸まひる)

064:四 危機ひとつ切り抜けてから落とされた四面楚歌にもまだ空がある(有田里絵)
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by mizuki_nim | 2005-05-31 21:57 | 題詠マラソン気になる短歌

5月22日のお歌

001:声 いつのまにこんなに深くなっていたわたしの海から声がこぼれる(伴風花)

019:アラビア アラビアの空から雨を待つように父と乾杯する夢見たい(ケビン・スタイン)

040:おとうと おとうとは煙の影を踏んでいる遠く上りゆく姉偲びつつ(内田かおり)

052:螺旋 きーちゃんが螺旋えがいて去る空をひっつきむしとずっと見ていた(みあ)
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by mizuki_nim | 2005-05-31 21:56 | 題詠マラソン気になる短歌

5月21日のお歌

036:探偵 葉の茂る垣根の隙より顔を出す猫は探偵のような眼をして(内田かおり)

052:螺旋 ものがたりは生死を超えて螺旋して千年のちにまた逢うでしょうか(野樹かずみ)

075:続 もっと死を、死体を見せてはくれまいか戦を続ける者たちのため(野良ゆうき)

078:携帯 あたくしを待ち受け画面に封じ込め携帯するなど笑止千万(落合朱美)
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by mizuki_nim | 2005-05-31 21:55 | 題詠マラソン気になる短歌

5月20日のお歌

004:淡 淡紅に染めたる爪をかざし見る未だ私も乙女を持ちぬ(藤苑子)

021:うたた寝 子守唄うたひし人のうたた寝に微笑みて風の通りゆくかな(宮沢 耳)

026:蜘蛛 蜘蛛の子のかそけくありて風のなか糸光りつついつまでか飛ぶ(渡部光一郎)

034:背中 ちっぽけな背中に七つ星を背負いテントウムシが飛び立つ宇宙( 林 ゆみ)
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by mizuki_nim | 2005-05-30 20:57 | 題詠マラソン気になる短歌

5月19日のお歌

051:泣きぼくろ お腹くらいぺこぺこになる 泣きぼくろ流されるほど泣いたあとには(植松大雄/SERENO)

081:洗濯 くるまれど吾を抱きてはくれぬのか洗濯糊のきいたシーツは(高崎れい子)

043:馬 深く深く海より深く沈みたし十万馬力の心持たぬ吾(森屋めぐみ)

027:液体 液体になったり固体に戻ったり午後の古文書学の眠さに(屋良健一郎)
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by mizuki_nim | 2005-05-30 20:56 | 題詠マラソン気になる短歌

5月18日のお歌

034:背中 恋してる誰かがそばにいるときは背中に目のある私なんです(折口 弘)

036:探偵 ダンディーな見かけのわりにはキスが下手あなた本当は探偵でせう(秋月祐一)

050:変 女狐は碓氷峠の夕暮れに変化自在の尾っぽをかくす(みあ)

050:変 身に起こる変化(へんげ)のきざしに気づいてかオタマはしきりと空を見ている( ぴいちゃん)

058:剣 金色の剣を抜いて襲いくる陽には負けぬと今日も厚塗り(もりたともこ)
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by mizuki_nim | 2005-05-30 20:55 | 題詠マラソン気になる短歌