カテゴリ:題詠マラソン気になる短歌( 119 )

5月17日のお歌

025:泳 この傘の模様の竜は雨の日に泳ぎますから逃がさないでね(萩原留衣)

030:橋 橋のない川だとしても対岸に私がいるんだ超えておいでよ(てん)

032:乾電池 単一の乾電池なら何個分?なんて単位で体重訊くな。( 林 ゆみ)

062:風邪 風邪ならば十日もあれば治るけど君は右手で恋をうつした(秋中弥典)
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by mizuki_nim | 2005-05-28 21:34 | 題詠マラソン気になる短歌

5月16日のお歌

022:弓 弓を持つ矢を持つ矛持つ斧を持つまた花を持つ観音の御手(渡部光一郎)

023:うさぎ アルバムのなかにうさぎをこわごわと抱く君のゐる 嫁にゆくのか(中山博史)

045:パズル 真剣な目をしてパズル解く君の耳たぶちょっとつまんでみたり。(如月初香)

056:松 落葉松の鈴ふる空ゆ落つるこゑ<言葉は呪なり、言葉を棄てよ>(萱野芙蓉)

082:罠 気付いてたけれどあなたの罠だからただ泣きながら嵌るしかない(あみー)
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by mizuki_nim | 2005-05-28 21:33 | 題詠マラソン気になる短歌

5月15日のお歌

021:うたた寝 信長の首を獲ったり日本史学特殊講義でうたた寝をして(屋良健一郎)

030:橋 体内に水満つ者の行き交えば河上に架かる橋もまた川(黒月秋哉)

070:曲 泣きたいとき泣けずに怒りだしてゐる つむじ曲がりは生まれつきです(青野ことり)

093:ナイフ  五月蝿いと肉をナイフで切らないが首を所望すサロメのように(落合葉 )
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by mizuki_nim | 2005-05-28 21:31 | 題詠マラソン気になる短歌

5月14日のお歌

036:探偵 廃屋にあったら怖い変死体 び、び、び、びびるな僕らは探偵団(雪之進)

065:城 ねえ寧々よ 余とて一国一城の主としての小遣いをのぅ(ジテンふみお)

068:四 はつなつの四つ目垣から覗くもの風車(クレマチス)とかシロの鼻とか(飛永京)

075:続 正確にハンドルを切る君の手をいつか愛して見続けてゐた(M.東矢)
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by mizuki_nim | 2005-05-27 23:01 | 題詠マラソン気になる短歌

5月13日のお歌

016:たそがれ たそがれに閃光のごと思い出す 俺って布団干しっぱなしの助(市川 周)

019:アラビア (<masafi>はアラビア語で命の水、「オアシスの水」の意。)
          <masafi>と名づけられたるアラビアの水を飲みほす喉の(岩崎一恵)

044:香 古本の香りにむせる夏がまた来てしまったね 忘れていいよ(田丸まひる)

072:インク からからに乾いてしまったインク壷地球は今でも青いだろうか(望月暢孝)

074:麻酔 身の一部うしなふ前のわれのまま麻酔醒めぬまま死にてゆきたし(橘 みちよ)
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by mizuki_nim | 2005-05-27 23:00 | 題詠マラソン気になる短歌

5月12日のお歌

026:蜘蛛 神代から変わらぬ小指の呪いかけ満足そうな蜘蛛の赤糸(花月 香)

031:盗 二次元の男にこころ盗まれた夜は栞になって眠ろう(林 ゆみ)

031:盗 要るのなら盗んでしまえ何もかも技も命も魂までも(八香田 慧(ようかだ けい))

078:携帯 「ケータイは携帯して」とマジックで注意書きする父の携帯(あみー )
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by mizuki_nim | 2005-05-27 22:59 | 題詠マラソン気になる短歌

5月11日のお歌

016:たそがれ もう少し待っていたまえたそがれを受信するには時間がかかる(渡部光一郎 )

023:うさぎ デジカメで盗りたいやうな満月(フルムーン)願かけるならばうさぎうさぎ(小林看空)

041:迷 幸せを運ぶことには慣れなくて郵便夫迷う土曜の午後に(emi )

071:次元 三次元ならば抱き締められたのに二次元の君に口づけをした(17番)

073:額 降りやまぬ雨の重さにうつむきし額紫陽花より珠の零るる( 落合朱美)
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by mizuki_nim | 2005-05-25 21:03 | 題詠マラソン気になる短歌

5月10日のお歌

013:焦 わが胸は焦点ならん茜さす君の瞳というレンズに焼かれ(屋良健一郎)

025:泳 夢はらみひらひら泳ぐ鯉のぼり洗たく物の雲間をぬけて(睡蓮。)

035:禁 辛いこと乗り越えようとする人等でもがんばれと言うのは禁句(KADESH)

046:泥 兵士らは地雷を埋めた泥だらけの手で球根を植える仕草で(野樹かずみ)
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by mizuki_nim | 2005-05-25 21:02 | 題詠マラソン気になる短歌

5月9日のお歌

025:泳 飛び込んだあなたの海に立っている「遊泳禁止」の札引っこ抜く(椎名時慈)

040:おとうと 菜の花や月は静かにおとうとの選ばなかった道をてらして(上澄眠)

041:迷 迷子ではない顔をして何回も「ひとりで生きる」と呟いてみる(武山千鶴)

063:鬼 指のないお地蔵さんに仏手柑(ぶっしゅかん)ひとつ供えて鬼っ子は去り(飛永京)

068:四 将来は単三電池四本でサラリーマンは動くんだろう(ピッピ)
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by mizuki_nim | 2005-05-25 21:01 | 題詠マラソン気になる短歌

5月8日のお歌

015:友 カシオペア給水塔を越えた夏ただの友とは言えなくなった( ケビン・スタイン)

016:たそがれ たそがれの空を迷子のメールゆく鏡の間の光にのように(鳴井有葉)

068:四 四方から狙われている快感に酔うひまもなく銃声を聞く(野良ゆうき)

095:翼 赦されぬ恋でそれでも愛しくて翼を手折り堕天使になる(ベティ)
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by mizuki_nim | 2005-05-24 22:12 | 題詠マラソン気になる短歌