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えーと、
とある歌会に参加しようかなーと思っているのだけれど、提出する歌ができにゃいのだ。
「月」という題。
お月様は大好きなのでしょっちゅう使っているのに。
いざ、お題として出されるとなんでこんなにできないかな。
こ、困った。せっかくやる気になったのに。
MOONでなくとも、長月とかでもOKなんだけれど。できない・・・・・・。
ま、締め切りぎりぎりまで粘りますわ(ってもう結構ぎりぎりじゃ)。

月見うどんじゃなぁ・・・・・・マズイでしょ(月見うどんは美味いけど)。
卵をまぜる派ととっとく派がいるかと思いますが、わたしはそのままとっとく派。最後にちゅるんといくの。チキンラーメンで言えば太一くん派だね。

こんなこと書いてないで、歌作れってか。うう。
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by mizuki_nim | 2005-09-29 22:27 | 徒然につづる

020  わびぬれば

020: 元良親王(もとよししんのう)
わびぬれば 今はた同じ 難波なる みをつくしても 逢はむとぞ思ふ
わびぬれば いまはたおなじ なにわなる みをつくしても あわんとぞおもう
つらくてやりきれなくて、逢っても逢わなくても同じことなら、難波の澪標ではないけれど、私の命が尽きようともあなたに逢おうと思っています。

わびぬれば・・・つらくて、もう遣りきれなくなったので。「わび」は「困惑する」「つらいあまり歎く」などの意。
今はたおなじ・・・もはや、逢っても逢わなくても(噂が立ってしまった以上)同じこと。
難波なる・・・「みをつくし」に枕詞風に掛かる。
みをつくしても・・・命が尽きようと。「みをつくし」(澪標)を掛ける。
澪標・・・《「澪(みお)つ串(くし)」で、「つ」は助詞「の」の意》澪にくいを並べて立て、船が往来するときの目印にするもの。和歌では「身を尽くし」にかけて用いることが多い。みおぎ。みおぐい。みおじるし。

*作者について
陽成院の第一皇子。『大和物語』に「故兵部卿の宮」として風流好色の逸話を残す。宇多法皇の寵妃であった藤原褒子との熱愛は有名(らしい)。

密通が露見して後、相手 (藤原褒子)に贈った歌。
あら、ちょっとこの人、開き直ってますよ。でも、ヘンに言い訳されたり逃げられるよりは、こういう方が嬉しいかもね。褒子さんの反応を知りたいですな。

本歌取りのキーワード:みお(澪・水脈)
水脈(みお)つきておまえと逢えぬ日が来てもこころはここにあると思えよ

み‐お (澪・水脈・水尾)《「水(みず)の緒(お)」の意》
1.浅い湖や遠浅の海岸の水底に、水の流れによってできる溝。河川の流れ込む所にできやすく、小型船が航行できる水路となる。また、港口などで海底を掘って船を通りやすくした水路。
2. 船の通ったあとにできる跡。航跡。

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by mizuki_nim | 2005-09-28 22:49 | 本歌取り

to tell the truth...

ため息を深く深く深く深く・・・・・・ついてそのまま永眠したい (枡野浩一) 『ドレミふぁんくしょんドロップ』より

最近のわたしの気持ちを言い当てた一首。あんまりにもぴったりでびっくりした。
・・・・・・なんて書くと「大丈夫かこいつ」と思われるかもしれないけれど、大丈夫です。
更新がとまって「生きてるのか」と心配されちゃったようで。
ちょっと仕事のストレスが溜まっちゃったの。ストレス溜めて黙っちゃうタイプなのです(でもお金は貯まらない・・・・・・)。好きで選んだ職業なんだけれどね、なんだかストレス溜まっちゃうのね。不思議だ。
また突然更新がとまったら、ストレス溜まっちゃったのねーと思ってください。でも、よそのお宅(ブログ)には毎日遊びに行ってますのでよろしくね。
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by mizuki_nim | 2005-09-28 22:28 | 徒然につづる

019 難波潟

019: 伊勢(いせ)
難波潟 みじかき蘆の ふしの間も 逢はでこの世を 過ぐしてよとや
なにわがた みじかきあしの ふしのまも あわでこのよを すぐしてよとや
難波潟に生える短い葦の節のようなほんのわずかの間さえ、あなたと逢わずにこの世をむなしく過ごしてしまえとおっしゃるのですか。

難波潟(なにはがた)・・・上代、大阪市の上町台地の西側まで来ていた海域の古称。難波江。
みじかき葦の・・・この句までが「ふしのま」を導く序詞。生えて間もない短い葦は節も短いため、短い時間の比喩。
ふしのまも・・・前の句からの続きとしては「(葦の)節と節の間も」の意になるが、後の句へのつながりとしては「ほんのわずかな時間も」の意になる。「ふし」には「臥し」が掛かる。あはでこの世を・・・逢わずにこの世を。「世」は「人生」の意だが、「男女の仲」の意も含む。また「節(よ)」と掛詞になり、「ふし」と共に葦の縁語。
すぐしてよとや・・・過ごしてしまえとおっしゃるのですか。

*作者について
伊勢守藤原継蔭の娘なので伊勢と呼ばれた。才媛で言い寄る男多かったが、藤原仲平との恋愛に失敗。その後、宇多天皇の寵愛を受けて皇子を産み、伊勢の御息所と呼ばれた。

仲平が訪れなくなって詠んだ(らしい)です。
愛とは・・・・・・愛とは・・・・・・って感じ(いったいどんな感じなんだ?)。
えーと、竹内まりやの『元気をだして』という曲を贈りたい。

本歌取りのキーワード:帰ってこない恋人
吾ではない恋人を抱く(だろう)汝のシャツにアイロンかけ続ける夜
*ルビ 汝=な 夜=よ

いつもルビは()に入れるのですが、今回は()を歌に使ってしまったので、注として表示しました。
あ、ちょっとコワいヒトじゃないですか?自分で詠んでおいて言うのもなんですが。

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by mizuki_nim | 2005-09-21 22:23 | 本歌取り

018 住の江の

018: 藤原敏行朝臣(ふじわらのとしゆきあそん)
住の江の 岸による波 よるさへや 夢のかよひ路 人目よくらむ
すみのえの きしによるなみ よるさえや ゆめのかよいじ ひとめよくらん
住の江に寄る波は、昼も夜も寄せてくるのに、あなたは夜でさえも来ないのですね。夢の通い路の人目を避けるからなのでしょうか。

すみの江・・・大阪市住吉(すみよし)の古称。当時は入江があった。「すみ」に「墨」を意識し、静かな暗い海を暗示していると思われる。住吉・住之江・墨江。
岸による波・・・ここまでが序詞。「寄る」と同音の「夜」を導く。そればかりでなく、波は昼夜問わず寄せることから第三句「夜さへや」全体にも響き、また岸を歩く時は波を避けるので、第五句の「よく」にも響くことになる、という、豊かな序詞。
よるさへや・・・(明るいうちばかりでなく)夜でさえも…か。
夢のかよひぢ・・・夢の通ひ路。夢の中で恋人のもとへ通う時、魂が通ると考えられた道。
人目よくらむ・・・恋人が来ないのは、人目を避けるからだろうか。「らむ」は原因・理由を推量する心。用心深すぎる恋人に対する恨みを籠めている。「よく(避く)」の主語につき「私は」とする説もある。

*作者について
三十六歌仙の一人。藤原氏出身者として最初の傑出した歌人。また、書の達人でもあった。

別に禁断の恋じゃないけれど、人目を気にする、って、昔も今もありますよねぇ。

本歌取りのキーワード:人目を避ける
他人行儀・手の触れぬ距離・眼差しも交わさぬ それでいいのあなたは
手をつなぐ恋人たちを目で追って空(から)の片手を軽く握った


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by mizuki_nim | 2005-09-20 20:15 | 本歌取り

017 ちはやぶる

017: 在原業平朝臣(ありわらのなりひらあそん)
ちはやぶる 神代も聞かず 龍田川 からくれないに 水くくるとは
ちはやぶる かみよもきかず たつたがわ からくれないに みずくくるとは
神代の昔にも聞いたことがない。龍田川の水を美しい紅色に括り染めにするとは。

ちはやぶる・・・勢いが激しい意で、「神」、また、地名「宇治(うぢ)」にかかる枕詞。
神代・・・神が治めていたという時代。日本神話では、神武天皇の前までの時代。神話時代。じんだい。「神代もきかず」は、「神代の昔語りにも聞いた覚えがない」ということ。
龍(竜)田川・・・奈良県北西部、生駒山地の東側を南流して大和川に注ぐ川。古くからの紅葉の名所。上流を生駒川という。
唐紅(からくれなゐ)・・・《舶来の紅の意》鮮やかな濃い紅の色。
水くくる・・・水を括(くく)り染めにする。括り染めとは、布を所々糸でくくり、まだら模様に色を染め出す染色法。古くは「水くぐる」と解した例も多く、その場合、「川一面を覆い尽くした紅葉の下を水が潜り流れる」意になる。

*作者について
六歌仙、三十六歌仙のひとり、また伊勢物語の主人公とされる。桓武天皇の孫にあたる。

屏風歌(屏風絵の主題に合わせて詠んだ歌)だそうです。

本歌取りのキーワード:屏風歌、川端龍子『草炎』(国立近代美術館蔵)
ぬばたまの漆黒にゆらゆらめいて金の炎の草いきれ見ゆ

屏風歌とのことで、わたくしもまねっこー(←身のほど知らず)。
昨年国立近代美術館で開催された「琳派展」で見た川端龍子『草炎』のことを詠んでみました。黒地に金の濃淡で夏草を描いた作品です。その時初めて見たのですが、しばらくの間その場を動けなかったのを覚えています。

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by mizuki_nim | 2005-09-19 13:30 | 本歌取り

中秋の名月

c0053571_15232957.jpgですが食べたのは月餅でもなく月見団子でもなく・・・・・・近所のケーキ屋さんのモンブラン。自分へのご褒美ね。洋酒がきいてて美味しかった♪


風倉さんのところで、名前を知った歌人さんの歌集を読んでいる。

黒瀬珂瀾 『黒耀宮』 ながらみ書房

買いたかったのだが、品切れで入手不可だった。区立図書館に所蔵があったので借りてきた。
独特の世界に引き込まれ、圧倒された。
歌をノートに書き写している・・・・・・のだが、難しい漢字がいっぱいなんですけど。
PC任せで、簡単な漢字も書けなくなってたりするところへ、「薔薇」とか「懺悔」とか「纏ふ」とか・・・・・・。ひぃ。

好きな歌が多いので、歌集の最初と最後の歌を。

The world is mine とひくく呟けばはるけき空は迫りぬ吾に
わがために塔を、 天を突く塔を、 白き光の降る廃園を
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by mizuki_nim | 2005-09-18 23:59 | 徒然につづる

016 立ち別れ

016: 中納言行平 = 在原行平(ちゅうなごんゆきひら = ありわらのゆきひら)
立ち別れ いなばの山の 峰に生ふる まつとし聞かば 今帰り来む
たちわかれ いなばのやまの みねにおうる まつとしきかば いまかえりこん
お別れして、因幡へと去ったら、稲羽山の峰に生えている松ではないが、私の帰りを待ち遠しく思ってくれるだろうか。都の人たちが待っていると聞いたなら、すぐ帰って来よう。

いなばの山・・・鳥取県岩美郡国府町の小山。稲羽山、稲葉山とも書く。国庁跡の東北。ただし固有名詞でなく「因幡の国の山」と見る説もあり、また『歌枕名寄』など中世の歌学書は美濃国の歌枕としている。「いなば」は地名と「去なば」の掛詞。
まつとしきかば・・・(都の人たちが)待っていると聞いたなら。「まつ」に松・待つを掛ける。

*作者について
平城天皇の孫。阿保親王の第二子で、在原業平の異母兄。蔵人・右近少将などを経て、因幡守を拝命、任国に赴任した。帰京後諸官を経て、参議に就任。さらに蔵人頭・大宰権帥・治部卿など要職を歴任し、中納言となる。仁明から光孝まで五代の天皇に仕えた。民政に手腕を発揮した有能な官吏であり、関白藤原基経としばしば対立した。

因幡の国へ赴任するときの歌。任国へ赴くときは大変な思いを抱えていたのだろう。現代なら飛行機も新幹線も車もあるし、メールも電話(テレビ電話なんかも!)もあるけれど、その頃はなかったからねぇ。こんな便利なものがある現代だって、メールや電話じゃなく会いたいときだってあるし、移動時間をとても長く感じたりする。気持ちだけは先に飛んでいくんだけれどね。

本歌取りのキーワード:帰る
あいたいと言ってくれたらいつだってあなたの元にとんでかえるよ

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by mizuki_nim | 2005-09-18 19:34 | 本歌取り

題詠マラソン2005完走しました

c0053571_21575514.jpg
      。☆。.:*:・'゜ i * ∴ ゜'・:*:.。☆。.:。
   ☆.,;:.☆*:・'゜★゜'・:*:.。☆。☆.,;★゜'・:*:.。☆。,i
  :: ☆ /\ .題詠マラソン2005 103着でゴールイン!☆'*.:'*,
 ,;:'/\/ \.:*: 仁村瑞紀 さん    ・:☆.:'*,
.:'::/ \  ::'\ 100首完走おめでとうございます!'*'‥'*'  
∴ ̄∥ ̄.∥  ̄☆。★.:*:・'☆.,;:.☆*:・'★'・:*:.。☆。,i

菊月に三十一文字の迷宮を抜けて第一ステージクリア


応援してくださった方、見守ってくださった方、どうもありがとうございました。
実を言うとお気楽に「夏前には終わるかなー♪」なんて思っていましたが、とんでもなかったにょ。まさに迷宮でありました。方向音痴なのがアカンかったのか・・・・・・。めちゃめちゃ迷ったー。ふて寝してたら歌の洪水に流され溺れてしまったこともあったりして。
でも、ま、へろへろだけど完走は完走じゃ。よかったよかった。
とりあえず、題詠マラソン2005という第一ステージをクリアしまして、また新たなる三十一文字の迷宮・・・・・・本歌取りへと行きましょうかね。
ああ、お休みしていた「気になるお歌」もまた再開しよう(ってどれだけ溜まっちゃったんだよ)。
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by mizuki_nim | 2005-09-16 22:15 | 題詠2005

満九年

ずいぶんと長い留守ですそんなにも住みよいですか お空の上は


今日は父の命日。
もうそんなに経っちゃったかぁ。
月日の流れの速さに驚く。
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by mizuki_nim | 2005-09-16 22:13 | 徒然に詠める