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ねこ はな せかい

猫車の余生としての花車まわる世界はやさしかりけり

くたびれて微睡むねこのうえに花・花・花・花があふれていたり



先日お友達のブログで見た写真に寄せて

どんな写真かはphoto cafeをご覧下さいね。
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by mizuki_nim | 2007-01-27 22:28 | 徒然に詠める

La vie en rose?

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撮影:瑞紀 PENTAXOptioS5Z

迷い道寄り道回り道ばかり選んでもいいたぶん楽しい

生きている生かされている生きてみる理由や意味は知らなくていい

言い訳を考えないで過ごす日が前より少し増えたならいい

スコーンを食べに行くとか他愛ないことを思って眠ったらいい

何色かわからないけど人生のおしまいの日に笑えればいい
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by mizuki_nim | 2007-01-18 20:41 | 徒然に詠める

じゅもんジュモン呪文

だいじょうぶ 急ぐ旅ではないのだし 急いでないし 旅でもないし   宇都宮敦

やりたい事がいろいろあって、やろうと思うのだけれども、体力や能力の関係上、とても全部なんてできない(全部、どころかひとつもできないことだってある)。気ばかり焦って、自分だけ取り残されていくような気になってしまい、身動きが取れなくなってしまう。
そんな時に、この歌を呟くのだ。「だいじょうぶ」と。
すると、「そうだよねー。だいじょうぶだよねー。急がなくてもいいんだよねー」という気持ちになってくるから不思議。
3回繰り返される「ない」と一字空けが、ゆっくりと言い聞かせるような効果を生んでいる。
心にゆとりがなくなり始めたなと思う時、この魔法の三十一文字を唱える。

『ショートソング』(枡野浩一著 集英社)に掲載。
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by mizuki_nim | 2007-01-15 21:38 | 今日の歌

格闘技短歌

 「勝手にしろ」捨て台詞決め歩き出す背中にドロップキックを見舞う

☆ぬくぬくと二度寝している恋人を関節技で起こす冬の日

☆一段と青い秋晴れ見上げつつ十字固めに甘んじている

 念入りにストレッチする女には踵落としがある 注意せよ

 韓流のドラマなら抱き合うところラリアットされフォール寸前


笹短歌ドットコムに投稿しました。お題は「格闘技」

☆付きは笹公人氏選
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by mizuki_nim | 2007-01-11 22:36 | 投稿短歌

林檎の香り

青林檎与へしことを唯一の積極として別れ来にけり  河野裕子

以前一度は目を通したことがあるはずなのに、その時には何の記憶にも残らなかった。
しばらく後、まったく思いもかけないところで待ち伏せされていた。
まさに、そんな一首。
何の気なしに手に取ったコミック『積極-愛のうた-』(谷川史子著 集英社(クイーンズコミックス))のラストシーンにこの歌があり、やられた!と思った。
『現代の短歌』(高野公彦編 講談社(講談社学術文庫))に所収されていそうだと思い、調べてみるとやはりあった。幾度となく読んでいる本なので、一度は目を通しているはず……なのだが記憶にない。何度も素通りするので「気づけよ!」とばかりに待ち伏せされていたようだ。
青林檎を与えた人とはもう会わない(あるいは会えない)のだ。ただの過去形にせずに「別れ来にけり」としたことで、その恋は完全に終わってしまったということが感じられる。(*けり・・・過去に起こった事柄を他から伝え聞いたこととして回想的に表す。…たということだ。…たそうだ。)
自分から動いたのは青林檎を渡したことだけ。おそらく手をつないだこともないだろう。表面的には淡々とした別れだったのではと想像する。これから先青林檎を見るたび、香りを感じるたびにその人のことを思い出すのではないだろうか。


そしてもう一首、「林檎」と言えばこの歌が出てくる。

君かへす朝の舗石さくさくと雪よ林檎の香のごとくふれ  北原白秋

冬の朝の寒さ と 君の温もり
さくさくという(君がかえる)音 と 音のない雪
匂いのない雪 と 林檎の香
雪の白 と 林檎の赤(青かもしれないが、個人的な好みとしては赤としたい)
雪は降っていないか、ちらつく程度で薄っすら積もっている。日が出ていなくとも「その朝」は明るく「光」が感じられる。
感覚を揺さぶられる歌だ。美しくやさしく、そしてどこか切ない。
一方で「林檎」は「失楽園」をイメージさせるものでもある。それを思えば、背徳の香りも漂ってくるようだ。
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by mizuki_nim | 2007-01-10 20:19 | 今日の歌

新年

あけましておめでとうございます
今年もどうぞよろしくお願いいたします。

今年は昨年以上に短歌!写真!旅行!と思っているのですが、どうなりますやら。

新春詠 三首
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by mizuki_nim | 2007-01-04 21:58 | ご挨拶