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さやうなら

河野裕子さんの訃報を知って3日。
新聞の訃報記事や8月16日の朝日新聞の天声人語に接して、じわじわと悲しみがくる。


詠むことは自分と向き合うことだ。
と、教えてくださったのは河野裕子さんだった。
病気のことを詠む勇気も裕子さんからもらった。

ありがとうございました。



  さやうなら きれいな言葉だ雨の間のメヒシバの茎を風が梳きゆく  河野裕子
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by mizuki_nim | 2010-08-16 22:07 | 徒然につづる

残暑お見舞い申し上げます


ご無沙汰しておりました。
PCの調子が悪かったり、遠出したり、夏ばてしていたりして
こちらまで手が回っておりませんでした。


ぼちぼち再開したいと思います。
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by mizuki_nim | 2010-08-08 13:53 | ご挨拶

『塔』7月号掲載歌

<女>とう性考えてまだ温き牛タン弁当しこしこと食む

駅まえで夜桜見上げ少しだけせんなきことを考えており

川面へとさくらの枝のなだるるに和船のうえのひとの手が伸ぶ

花を見て帰ると友が駅ひとつ乗り越してゆく四月の電車

「桜色、山駆け登る」という写真なみのさんちがこの中にある


(花山多佳子氏選)
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by mizuki_nim | 2010-08-08 13:45 |

『塔』6月号掲載歌

読み終えし新聞ぎゅぎゅっと丸めいて警棒のごと持つ男いる

メンコ打つようにPASMOを打ちつけて改札抜ける初老の男

地下鉄の階段のぼれば白石家式場という看板に遇う

交差点みおろしながら食べている春のてんぷらわずかに苦し

水脈(みお)をひくテールライトのあかるさがとぎれぬ街に春雨の降る

「元気そうでいいね」と三月(みつき)に一度会う医師があかるく言いくるる春

本を持つ手のかたちにて万葉集読めと言わるる夢より覚めぬ


(池本一郎氏選)
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by mizuki_nim | 2010-08-08 13:44 |