『塔』2月号掲載歌
撮影:瑞紀 PENTAXOptioS5Z
<ほう・れん・そう>足らぬ隣の課の人が青き冷たき火を燃やしおり
背に疲れたまりてゆくは羽ばたきの練習をせる翼のせいか
ずんずんと蓄積疲労が石となり「飛べぬ体」と鍼灸師が言う
定職を選びし我にイカロスは肩をすくめて行ってしまいぬ
休日のベランダに布団干すついで虫干しをする使わぬ翼
(栗木京子氏選)
by mizuki_nim | 2008-02-16 15:37
by mizuki_nim | 2008-02-16 15:37
ファン申請 |
||