2005年 03月 30日 ( 4 )

032:乾電池

二個パック乾電池の片割れは果てを探しに転がってった
[PR]

by mizuki_nim | 2005-03-30 21:42 | 題詠2005

3月19日のお歌

012:メガホン メガホンの中身のやうに頭出し猫はふたたび喧嘩しに行く(今岡悦子)
        猫が見えるようです。狭い隙間からにゅるんと出てくる猫。尻尾を立てて気合
        入りまくりで歩いてゆきます。 


014:主義 なに色の主義を翳して踏み出せばあの空色に近づけるのだろ(emi)
        いつもそこにあるのに近づけない。手が届かない。どうしたらいいんだろうと思
        います。


019:アラビア アラビアの文字は風のかたちにて右の眸(まみ)から左の眸(まみ)へ(飛鳥川いるか)
        流れていくアラビア文字の美しさが浮かびます。風のかたちという表現が素敵
        です。


020:楽 楽園はあなたの腕のなかにある 楽園はあなたの腕のなか(土岐友浩)
        繰り返しが効いています。素敵な楽園でしょう、そこは。

091:暖 暖色を着ても名のない週末に男が泣いていいのだろうか(岩井聡)
        まだ薄ら寒い何も予定のない週末、でしょうか。泣いていいのだろうか、と問い
        つつ、すでに泣いているのです、きっと。誰かが「泣いていいよ」と言えばそれを
        理由にできるのです。

[PR]

by mizuki_nim | 2005-03-30 21:11 | 題詠マラソン気になる短歌

083:皮

黒い樹皮その内側に秘められた鮮烈な色君にあげよう
[PR]

by mizuki_nim | 2005-03-30 21:04 | 勝手に題詠2004

3月18日のお歌

014:主義 古くさいマニュアル通りの付き合いはしない主義なのごめんあそばせ(新藤伊織)
        「ごめんあそばせ」にやられてしまいました。「ふふっ」と笑って去ってゆく、
        そんな感じがします。軽やかでしなやか。


020:楽 楽園への切符は君が持っている片道切符僕に下さい(渡部律)
        楽園行きなら片道でいいんですね。わたしにも、下さいな。

020:楽 解散の儀式でしょうかさえずりを音楽として鳥の混群(斉藤そよ)
        鳥が群れてさえずる様子を卒業式に見立てたのですね。そういえば最近は
        卒業式で「仰げば尊し」を歌わないところもあると聞いたような。


034:背中 背中から眺めてみてもうつくしいたたずまいで立つ歌であるなら(こはく)
         五句まで読んでうつくしく立つのが「歌」であることがわかります。
         自分もうつくしく立つ歌を詠みたいと思います。


090:薔薇 豪快に自動改札せき止めてああああ両手いっぱいの薔薇(岩井聡)
        四句がポイントですね。「うおー、通れないー」(自分)と「うわー、あの人引っか
        かっちゃったよー」(他人)のああああ。両手いっぱいの薔薇を持った人なら自分
        の前で自動改札せき止めても「なにやってんだよ、ちっ(舌打ち)」なんて思わず
        に笑って許しちゃうかも。

[PR]

by mizuki_nim | 2005-03-30 20:49 | 題詠マラソン気になる短歌